依然として成長著しいインド経済ですが、問題が全くないわけ
ではありません。インフラ整備が依然として整わないのと同様
に金融市場は未整備な状態が続いています。
とはいってもインド株式市場は新興国市場のわりには運営の
良さは評判だったのですが、今年頭の世界同時株安におい
て大暴落がおこるとシステムがダウンしてしまいました。
これにより、これまでの信用が吹っ飛ぶことになってしまって
のですが、信用を回復させるのは容易ではありません。
株式市場で起こった問題は、原因が原因だっただけに目を
つぶるとして、それ以外に金融面でも問題視されているのが
未整備というか放置状態のインドの債券市場です。
インドでも、他国と同じように企業の資金調達の手法として
社債発行することができます。また債券市場でも発行の為
の枠組みがあるのですが情報開示の基準が厳格です。
労力が掛かる割には資金調達の効率が良くないので、もった
いないことにインドの企業の多くは利用しません。
インド企業の社債発行総額はGDPの1%程度となっているの
で、社債を発行するのが当たり前となっている米国や日本と
は全く比較にならない数値です。
なので、インドでは所有する資産を株式や、金などの商品に
投資する傾向が強いのだと思います。
こうした傾向が強いために、インド企業は社債を発行するの
ではなく新株を発行するわけですが、IPOに対する審査基
準も非常に厳格なので相当な時間を要します。
審査が厳格なのは全くもって当然のことですが、あまりに
も時間が掛かりすぎると市場の熱が冷めてしまいます。
なので、ここ最近では原油高から商品の価格が高騰してい
る追い風を受けて先物取引の人気が高まっているわけです。
今後更なる外資を迎え入れるためには金融市場の整備は
絶対で真っ先に取り組まなければならないと思います。
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